Stable Diffusionのローカル運用に必要なPCスペックを考える
AIイラストを4000枚以上生成し、友人20人のPCを選んだ経験から、Stable Diffusion web UI (AUTOMATIC1111)での画像生成に必要なPCスペックを考える。
メモリ軽減プラグイン等の情報があれば、コメントで提供して頂ければ嬉しいです。
条件
・使用ツールはStable Diffusion web UIのみを想定
・解像度はモデルの都合上で768x768までが限界
・2倍程度のHires. fixやControl Netも同時に併用
・xFormers等のメモリ省力化プラグインを使用
・以上の安定動作を目安とし将来性などは妥協*1
使用パーツ
VRAMやメインメモリが不足すると生成すら出来ない。
そこを重点に考察し、他は要約して記載。
グラボ(RTX4070)
これを用いて生成するため最重要パーツ。
VRAMが8GB程度ではギリギリ足りず、エラーが頻発する。*2
エラーメッセージから推測するに、最低10GBは欲しい。
SDではNVIDIA社のCUDA技術を使用しているため、同社製GPUが確実。
最新モデルではRTX4070(12GB)およびRTX4060Ti(16GB)が該当。
後者は未発売のためRTX4070を選定。*3
ZOTAC GAMING GeForce RTX 4070 Twin Edge OC ¥89,980
メインメモリ(16GBx2)
キャッシュするモデルや数に依存する。
16GBあってもギリギリなので、32GB積むのが安定。*4
自分で増設すればBTOカスタマイズの半額で済む上、3分で簡単に出来る。*5
規格は大抵PCのスペック表に書いてある。*6
その他
CPUは殆ど使用しないため、Ryzen5やCore i5以下でも問題ないはず。
ストレージは1TB程度あれば、速度は程々で十分。EXCERIA G2最強。
OSはもちろん最新のWindows。
結論
結局どのPCを買えば?
これ(¥209,980)
自作すれば20万切ると思う。自作はいいぞ。
メモリ増設以外のカスタマイズは必要無し。
稀に電源ユニット強化しろおじさんがいるけど、大幅な構成変更をしない限り不要。
実際カスタマイズ無しで7年使っても問題無かった。
このPCで出来ること
最新ゲームをプレイしつつ、同時配信も可能な性能。
動画編集など様々な作業に使え、画像生成以外でも万能に活躍出来る。
ただし幅22cm×奥行き44cmと大きく、設置場所は事前に確認が必要。
あとがき
3年ぶりにブログ開いたら過去記事めっちゃ痛くて半分ぐらい非公開にしました。
この記事も半年後あたりに黒歴史になってそう。
というわけで、また近々。
記事レイアウト協力(敬称略):ううたん・ChatGPT・Kress・Ruin